星の海の記憶
失われた記憶を求めて、星々の海を旅する物語。
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4
Characters
7
Events
📖 Story Backstory
The introduction and setting of the world, including its history.
『星の海』は、物理的な海ではなく、思念や記憶が星のように輝き、流れる次元の隙間のような領域である。ここでは、強い感情や忘れ去られた思い出が、実体を持った風景や現象として現れる。人々は稀にこの海に迷い込み、時には自分の記憶の一部を失い、時には他人の記憶を拾う。主人公は、何者かによってこの海に投げ込まれ、全ての個人的な記憶を失った状態で目覚める。彼を取り巻く謎、そしてこの海そのものが持つ秘密を解き明かすことが物語の核心となる。
👥 Characters (4)
Characters in this story. You will choose who to play as when you start.
カイ
Protagonist
星の海の白い部屋で目覚めた、記憶を全て失った青年。自分が誰なのか、なぜここにいるのかさえわからない。唯一の手がかりは、傍らにあった古い航海日誌と、時折頭をよぎる、誰かの声や情景の断片だけだ。内省的で慎重な性格だが、深いところに強い好奇心と、真実を求める意志を秘めている。
シオン
Neutral
星の海を長年漂流している、記憶の守り手と呼ばれる存在。彼女自身も過去の記憶の大半を失っているが、その代わりに無数の他人の記憶の断片を内に宿している。カイのような新たな迷い人を導き、時には彼らの記憶の情景に介入する。目的は、星の海に散らばった重要な記憶を回収し、ある『完全な記録』を完成させることにあるらしい。
レム
Neutral
星の海にたどり着いた、最も最近の迷い人の一人。カイよりも少し前に目覚めたが、自分の名前以外の個人的な記憶はほとんど失っている。恐怖よりも好奇心が勝り、星の海を自分の遊び場のように探索している。彼は『記憶の共鳴』を強く発現しており、時折、自分でも制御できないほど鮮明な他人の記憶の情景を見てしまう。
沈黙の監視者
Neutral
星の海の至る所に存在する、受動的な観察者。敵意はないが、強い好奇心を持って迷い人たちを見守っている。彼らは星の海そのものの一部であり、ここに流れ込むあらゆる記憶を記録していると言われる。カイが重要な記憶の断片に触れた時や、深い真実に近づいた時に、特に顕著にその存在を感じさせる。
⚡ Key Events (7)
白い目覚め
カイは真っ白な部屋で目覚める。ドアも窓もない閉鎖空間に最初はパニックを覚えるが、テーブルの上の古い航海日誌に気づく。日誌を開くと、最初のページには「お前の名はカイ。探し続けよ。星の海が全てを教えてくれる」とだけ記されていた。部屋の壁の一部が突然透明になり、外に広がる星々が流れる果てしない海——星の海——が見える。壁は再び白く戻るが、今度は一つの星の光が弱く輝く小さな窓が現れる。そこに触れることで、部屋を出られることが直感的に理解できる。
浜辺での出会い
白い部屋を出たカイは、星くずの浜辺に立つ。最初は広大な風景に圧倒されるが、やがて浜辺を歩き回る少年レムと出会う。レムはカイに話しかけ、自分も記憶を失っていること、そしてこの海には他にも「迷い人」がいることを教える。レムはカイを、浜辺の片隅に佇む女性シオンのもとへ連れて行く。シオンはカイを静かに見つめ、彼の持つ航海日誌に興味を示す。彼女は、カイが記憶を取り戻す旅を始めるなら、最初の手がかりとして『忘れられた庭園』への道を教えると申し出る。
忘れられた庭園
シオンの指示に従い、記憶の流れに飛び込んだカイは、『忘れられた庭園』にたどり着く。ここは、誰かの大切な思い出が具現化した場所だ。枯れかけた花、壊れたベンチ、そして中心には一本だけ輝く桜の木が立っている。木の下には、『記憶の星』が一つ、微かに脈打っている。それに触れようとすると、突然、ある少女の記憶の情景がカイを襲う——楽しい笑い声、そして別れの悲しみ。情景が去った後、カイは一時的に『花びらの舞』(花びらを操る微力)を獲得する。しかし同時に、監視者の気配を強く感じる。
レムの発作
浜辺に戻ったカイは、レムが突然苦しみだすのを目撃する。レムは地面に倒れ、目を見開いたまま、意味のない言葉(実際は他人の記憶のせりふ)を叫び続ける。シオンが駆け寄り、レムを落ち着かせようとするが、なかなか収まらない。カイが手を握ったり、声をかけたりする選択肢が与えられる。発作が収まった後、疲れ果てたレムは、自分が見た情景——「赤いドアの家」「誰かの叫び声」——を涙ながらに語る。これは、カイ自身の記憶の断片かもしれない。
監視者の問いかけ
カイが一人でいるとき、周囲の光が急に薄れ、音が遠のく。沈黙の監視者が、特に濃い存在感をもって近づいてくる。今回は、初めて積極的なコミュニケーションを試みる——言葉ではなく、直接カイの心に、三つのイメージを送り込んでくる。1) 白い部屋で目覚める自分自身。2) シオンが、何か重要なものを隠すようにうつむく姿。3) レムが、泣きながら何かを探している姿。そして、一つの問いが浮かび上がる。「汝は、何を知りたい?」。カイは内心で答えを考えることになる。
航海日誌の変化
いくつかの記憶の断片を集め、忘れられた庭園を体験した後、カイが航海日誌を開くと、これまで空白だったページに新しい記述と簡素な地図が浮かび上がっている。記述は詩的で謎めいている。「涙で潤された土には、過去の種が眠る。沈黙の塔の頂で、最初の真実が囁かれる」。地図には、浜辺からさらに離れた、『沈黙の塔』と思われる情景への道筋が示されている。これは、シオンが教えてくれなかった、新たな目的地だ。
シオンの過去の影
カイがシオンと会話を重ね、ある程度信頼関係が築かれた後(または、航海日誌の変化をシオンに隠して独自に行動した後)、シオンが珍しく情緒不安定になる。彼女は、自分が長い間探し続けている『完全な記録』が、実は自分自身の記憶を完全に消すための装置かもしれないという恐怖を、わずかに口にする。そして、彼女が星の海に来る直前の記憶——研究室で何か大きな過ちを犯した瞬間の閃光——が、断片的に蘇る。彼女はカイに、「もし私が道を誤っていたら、止めてくれるか?」と尋ねる。